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院長ブログ

頸動脈 エコー検査について

頸動脈エコーという検査は、頸動脈の血管や内腔の状態、さらに血液の流れの速度を観察する検査です。動脈硬化によって血管の壁が石灰化したり、厚くなったり、プラーク(血栓)ができて、血管の内腔が狭窄(狭くなること)していないかどうか、また、それによって血流が乱されてないか(カラードップラー法でないとわかりません)どうか、等を調べます。そして狭窄の程度に応じて血液をサラサラにして血栓を出来にくくする、抗血小板療法が必要なのか、さらに精密検査をして頸動脈内膜剥離術やカテーテルによる血管内手術によって、血管を広げるか、適応を判断する必要があります。

このような頸動脈エコーでは、動脈硬化の進展度や現在の血流の状態、さらには、将来の脳梗塞の予測、予防もある程度可能ですので、高血圧、糖尿病、高脂血症(脂質代謝異常症)など生活習慣病のある方や、治療を受けている方、または心配のある方は、検査を受けられることをおすすめします。

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頭部外傷後の注意

頭を打った時には、脳にいろいろな変化が起こります。とくに頭蓋骨(頭の骨)の内側に出血が起こると生命に危険を及ぼすことが多いので注意が必要です。このような頭蓋内出血(頭の中の出血)は、頭を打った後すぐ起こることも、1-2日、時には数日経ってから起こることも、またずっと遅れて時には数ヶ月経ってから起こってくることもあります。頭を打った後元気だった人が急に死亡したりすることがあるのはこのような頭蓋内出血のためです。この頭蓋内出血は、頭蓋骨骨折とは必ずしも関係しませんから、頭の骨に異常がないからといって安心はできません。

 幼児では、頭を打った時でも、症状が出にくいことがあるので、たとえ元気にしていても注意してください。

 医師に話して適切なアドバイスを受けることが大切です。

 

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物忘れ、イコール認知症?

物忘れを気にされ、呆けてきたと心配される方またはその方のご家族は多いと思います。認知症という言葉は、10年くらい前までは使われておらず痴呆症と言われていました。痴呆という言葉が、やや差別的なニュアンスのため使われなくなってきました。

そもそも認知症というのは、病気の正確な名前でなく、多彩な症状を呈する症候群の事をいいます。その原因も様々です。その中の症状に物忘れは当然あります。

物忘れは、歳をとれば誰でも経験するものです。そこで「健康な高齢者の物忘れ」と「認知症性高齢者の物忘れ」の違いを理解しておくことは、大切なことです。たとえば、私も朝食のおかずが何だったか思い出せないことがあります。しかし朝食を食べたことは、忘れません。認知症の場合は、朝食を食べたこと自体をすっかり忘れてしまいます。そこで食後まもなく、「ごはんはまだか?まだ食べていない」などと言ったりします。すなわち、健常者のもの忘れは、体験の一部に限られていますが、認知症では体験の全体が頭の中に入っていないのです。

健常な人の場合、たとえ名前や物の名前がなかなか思い出せなくても、それが進行することはありません。一方、認知症の中にアルツハイマー型認知症という認知症があります。症状は、物忘れに限らず少しずつ、進行していきます。認知症という症候群の最大の特徴は、まさにこれです。

認知症の症状は、前にも述べましたが、色々な原因で起こりえます。

手術でよくなるものや薬がよく効く場合もあります。大切なのは、どうして物忘れを初めとする色々な認知症の症状があるか、きちんと調べることです。もちろん進行する認知症状を止められない場合も多くあります。

私を含め、特に健常高齢者の方の物忘れは年齢に伴うものであって、物忘れがあっても、それなりには日常生活を送っていることが多いのも事実です。

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