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アーカイブ: 11月 2011

物忘れ、イコール認知症?

物忘れを気にされ、呆けてきたと心配される方またはその方のご家族は多いと思います。認知症という言葉は、10年くらい前までは使われておらず痴呆症と言われていました。痴呆という言葉が、やや差別的なニュアンスのため使われなくなってきました。

そもそも認知症というのは、病気の正確な名前でなく、多彩な症状を呈する症候群の事をいいます。その原因も様々です。その中の症状に物忘れは当然あります。

物忘れは、歳をとれば誰でも経験するものです。そこで「健康な高齢者の物忘れ」と「認知症性高齢者の物忘れ」の違いを理解しておくことは、大切なことです。たとえば、私も朝食のおかずが何だったか思い出せないことがあります。しかし朝食を食べたことは、忘れません。認知症の場合は、朝食を食べたこと自体をすっかり忘れてしまいます。そこで食後まもなく、「ごはんはまだか?まだ食べていない」などと言ったりします。すなわち、健常者のもの忘れは、体験の一部に限られていますが、認知症では体験の全体が頭の中に入っていないのです。

健常な人の場合、たとえ名前や物の名前がなかなか思い出せなくても、それが進行することはありません。一方、認知症の中にアルツハイマー型認知症という認知症があります。症状は、物忘れに限らず少しずつ、進行していきます。認知症という症候群の最大の特徴は、まさにこれです。

認知症の症状は、前にも述べましたが、色々な原因で起こりえます。

手術でよくなるものや薬がよく効く場合もあります。大切なのは、どうして物忘れを初めとする色々な認知症の症状があるか、きちんと調べることです。もちろん進行する認知症状を止められない場合も多くあります。

私を含め、特に健常高齢者の方の物忘れは年齢に伴うものであって、物忘れがあっても、それなりには日常生活を送っていることが多いのも事実です。

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